『食物繊維』とは、人間の消化酵素で消化されにくい食品中の『難消化成分の総体』です。
動物にはキチン、植物や野菜にペクチンやセルロースが含まれています。
オリゴ糖も食物繊維に含まれ、でんぷん=糖質(通常)ですが、老化したでんぷんは食物繊維と扱われます。
これらの共通点はどれも『人の消化酵素では分解されない』という性質をもっていることです。
この性質から、食物繊維はよく噛んで食べなければいけない、消化が遅いなどから食欲をおさえてくれたり、食べ過ぎにストップをかけてくれる効果があるので肥満の防止にもなります。
コレステロール値を下げてくれる効果もありますので、動脈硬化やいろんな生活習慣病の予防も期待できます。
こんなに注目され始めたのはここ最近の話なんですよ。
いままでは何の役にも立たない栄養成分ばかりだと相手にされてきませんでした。が!しかし、この30年ほどの間で食物繊維にはいろんな働きがあると解明されてきました。
○消化器官の働きを活発にしてくれる。
○腸内細菌の活動を変動させる
○便通がよくなる
など、主な働きとしてこれらが挙げられます。
五大栄養素と呼ばれるたんぱく質・脂質・糖質・ビタミン・ミネラルに続いて第六の栄養素としてたいへん重要視されています。
脂っこい食事や炭水化物などが多い食事に偏りがちです。
これからの食生活には欠かせないものになりそうです。
美容や、健康にも大変良いといわれています。女性には特に摂ってもらいたいですね。
食物繊維は「ダイエタリー・ファイバー」とも呼ばれており、その中にも水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の二種類があります。
糸のような繊維っぽいのが食物繊維・・・といいますか、体内の消化酵素では消化されない難消化成分を総称して「食物繊維」というのです。
「水溶性食物繊維」とは?
消化はされませんが、水に溶ける食物繊維です。
そのため体内における食べたものの移動がスムーズで、小腸で栄養が吸収されるのを和らげる効果があります。
具体的には、糖の吸収を和らげることで、血糖値の上昇や高血圧の予防になります。
また、腸内環境を調えることで痔や便秘の予防にも
ただし、水溶性食物繊維を摂りすぎると下痢になってしまうばかりか、重要なミネラルまでも排出されてしまう可能性があります。
「不溶性食物繊維」とは?
こちらは水に溶けない食物繊維です。
水には溶けませんが、不溶性食物繊維は逆に水分を吸収する特徴があるので、満腹感を得られる成分でもあります。
腸を活発に働かせたり便秘予防にも効果があるので、ダイエットにも良いでしょう。
ただし、こちらも摂りすぎると下痢やミネラル排出の恐れがあります。
食物繊維は、脂質・糖質・たんぱく質・ミネラル・ビタミンに続く第六の栄養素です。
大腸は食物繊維ありきの器官ですので、不足することがあってはなりません。
国によっては食物繊維をたくさん摂取しているところがあるのですが、そこでは大腸に関する病気が少ないとも言われているほどなのです。
とはいえ、摂りすぎないようにも注意しなくてはなりませんし、上記二種の食物繊維はそれぞれ働きが違っているので、どちらかに偏ることなくバランス良く摂取しなくてはなりません。
食物繊維を摂るなら1品サラダを追加するだけでも良いですし、サプリメントを飲むのも良いでしょう。
食物繊維は日本人に不足しがちな成分ですので、意識して摂取するようにしましょうね。